こんにちは、ハルです。
みなさんは最近こんな言葉をよく耳にしませんか?
「Web3(Web3)」
「DAO(ダオ)」
テレビ・雑誌・YouTubeなど様々なメディアで取り上げられ、
「Web3の時代がもう来ている、始まっている」
などと耳にはしますが、筆者も正直ネット系のなんかなんだろうな?ぐらいしか分かりませんでした。
私もさっぱりです。
そんな私と同じ疑問をお持ちの方向けに「Web3」と「DAO」の世界を超簡単に解説します。
・Web3が分からない方
・DAO(ダオ)が分からない方
・Web3とDAOを知ると何が変わるのか知りたい方。
・Web3=ブロックチェーン
・DAOとは管理されない組織
・自分に合ったDAOを探せるツール紹介。
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Web3(Web3.0)とは?
そもそも「Web3」ってなに?
まずはこの疑問から解決していきましょう。
結論を先に説明すると、一番のポイントは
「管理されないWeb」
になります。
Web3の進化
「Web3」を知るうえで、「Webの進化」は頭に入れておいた方が分かりやすいです。
なので「Web3」にいたるまでの進化を簡単に見ていきましょう。
インターネット上で標準的に用いられる情報の公開・閲覧システムで、文章・図・画像・動画などを組み合わせた文章を配布することができるシステムの一つ。
ネット検索で出てくる記事などがこれにあたる。
Web1でできたこと
1990年代なかばに「Web1」が生まれました。
インターネットが個人レベルで利用され始めたのが1995年、きっかけはWindows95の発売でした。
しかしこの当時ユーザーができたことは「Webページを読む」や「受信する」といった受け身での使用が主流でした。
そんななかでSNSが生まれます。
当時日本で一番有名になったSNSが「2ちゃんねる」でしょうか?
Web2でできるようになったこと
2000年台前半、インターネットの高速化が進み、それと並行するようにSNSの認知度が上がったことで本格的なWeb2時代に入ります。
「Web2」では受信するだけでなく「発信」することができるようになりました。
日本では「mixi」が大流行しました。
今ではみなさん当たり前に、そして気軽に使われている「Google」「Amazon」「Twitter」「Instagram」「Facebook」などもWeb2.0にあたります。
これから伸びるWEB3とは?
Web1.0は「受信」するだけ、Web2.0で「発信と受信」ができるようになりました。
そんな中で新しく生まれた「Web3」では何ができるのでしょう?
今でけっこう満足してるんですけど……
まあそう言わずに聴くだけ聴いてよ。
「Web3.0」は冒頭にも書いた通り、「管理されないWeb」が大きなテーマになります。
簡単に解説します。
今では日常的に使われている「Google」や「Amazon」などの媒体は、大手企業がプラットフォームを構え、そのシステムを使ってやりとり「させてもらっている」という状態です。
このプラットフォームを提供しているのが「GAFAM」と呼ばれる5つの大企業です。
※GAFAMについては下記の記事で紹介しています。
この巨大すぎる企業が管理するプラットフォームからの脱却を図り、「管理されないWeb」にするために生まれたのが「Web3」というわけです。
Web3=ブロックチェーン
管理からの脱却が「Web3.0」と前述しました。
ではどのようなものが「Web3.0」に当たるのかというと「仮想通貨」や「NFT」といった「ブロックチェーン」で動いているもののことを指します。
※ブロックチェーンについては別記事で紹介します。
ビットコインはその最たる例で、明確に「管理している人や会社」がありません。※取引所は管理会社ではありません。
分かる情報は開発した人がサトシ・ナカモトって方ぐらいですか?
今なお高い人気のあるビットコインですが、蓋を開けてみると国も銀行も誰も管理していない状態です。
しいていえば管理者は取引をしている個人といったところでしょうか?
「誰も管理していないのに上手く取引が成立する」仕組みができている。
これがブロックチェーンです。
つまり言い換えると
「Web3=ブロックチェーンで動くもの」
という図式が成り立ちます。
DAO(ダオ)とは?
ここからはWeb3とセットで語られることが多い「DAO」について解説します。
なんかセットで扱われてますね。
「DAO」の正式名称は「Decentralized Autonomous Organization」と言い、その頭文字を取って「DAO」
日本語訳すると「自律分散型組織」といいます。
つまり何かの組織の話なんですね。
「DAO」は現代でいう「会社」に変わるものにあたります。
現在の一般的な会社
DAOを解説するにあたり、現代社会の組織形態を思い浮かべると分かりやすいです。
現在の企業や組織は基本的に「ピラミッド型組織」になっていることが多いです。
一番上に「社長」がいて、その下に部下として様々な職位に人が割り当てられます。
この形態だと社長が中心なり組織を管理・統率します。
当然職位が高い人順に「権力と収入」を多く得ることになります。
現在の世界経済において「社長」の位置にいるのが「GAFAM」ということになります。
DAO(自律分散型組織)になるとどうなる?
DAOの考え方ではこうなります。
DAOではまず「権力」を握る人がいなくなります。
つまり管理する「社長」が存在しません。
そして協力してくれた方全員で「報酬も責任も分け合う」という形になります。
つまり「同じ志を持つ個人が集まった集団」になります。
一般的な企業とは真逆の形態になります。
Web3とDAOで未来はどう変わる?
ここまでWeb3(ブロックチェーン)とDAOをそれぞれ解説してきました。
ここからはWeb3とDAOで「未来がどう変わっていくのか」を解説します。
簡単に言うと
「会社」「企業」といった組織がなくなり、「協力し合う個人が集まった集団」に変化していきます。
ちょっと待ってください。会社も協力し合う個人が集まってるじゃないですか?
確かにそう思う方もいらっしゃるでしょう。
しかしDAOの解説を思い出してください。
管理する人がいるのが「会社」、管理する人がいないのが「DAO」でしたよね。
ブロックチェーンというシステムと、専用のトークン(暗号資産)を使い「必要な管理は個々にしながら、報酬は関わった人みんなで分け合う」という次世代の組織・集団に変化していきます。
個人事業主の集まりみたいな感じですかね?
なぜ今増えている?
「DAO」が今増えている背景にあるのは「管理方法の違い」以外にもう1つ存在します。
その1番の理由は「圧倒的スピード感」です。
現代で一般的な「会社を作る」「事業を起こす」にはものすごい時間とエネルギーを要します。
それが「DAO」では「インターネット」で完結します。
もちろん仕組みを作るのには時間も労力もかかります。
しかし実際に動いて土地をさがしたり、建物を建てたり、人を集めたりといった作業が激減します。
それと比較するとスピード感は圧倒的に「DAO」のほうが早くなるのは容易に想像できます。
「DAO」はたくさん存在する
上記で「DAO」がピラミッド型ではない「組織・集団」ということが分かりました。
「組織・集団」なので、世の中に会社がたくさん存在しているように「DAO」もたくさん存在します。
ではおおまかにどのような「DAO」があるのか見てみましょう。
DAOの種類 | 主な目的 | 現代では |
---|---|---|
Protocol DAO | ERC-20トークンを作るDAO | 銀行や証券会社などの金融機関 |
Media DAO | メディア制作を行うDAO | 本や映像などの制作会社 |
Social DAO | 同じ趣味を持つ人が集まるコミュニティ要素が強いDAO | SNS |
Grants DAO | 新しいプロジェクトを立ち上げるために資金調達を行うDAO | クラウドファンディング |
Service DAO | 同じジャンルの専門家が集まりサービスを提供するDAO | 金融・病院・サービス業など |
Education DAO | 教育を提供するDAO | 学校 |
少し調べただけでもこれだけの「DAO」がありました。
これがさらに枝分かれしていくので、その数は無数に存在しこれからも増えていくということです。
どの「DAO」を選べばいいの?
たくさん存在する「DAO」のなかで何を選べばいいか?の悩みが出てくるのではないでしょうか?
考え方としては就職・バイト先を探す感覚に近いのでは?と感じますが、ここでは自分好みの「DAO」を探せるツールを紹介します。
それが「YoursDAO」というマッチングサイトです。
YoursDAOは日本初のサービスで、すでに150以上のDAOが掲載されています。
Googleで日本語翻訳もできますよ。
まずは興味本位でも、自分がどの分野なら貢献(仕事)できそうかを考えながら探してみるといいのではないでしょうか?
ぜひ一度のぞいてみてください。
まとめ
ざっくりでしたが「Web3.0」と「DAO」についてご理解いただけたでしょうか?
Web3=ブロックチェーン。
ブロックチェーンを使って、協力しながら作っていく組織・集団がDAO
世の中の仕組みを大きく変化・進化させるであろうこの仕組みはまだ始まったばかり。
筆者も横文字は苦手ですが、これからもいろいろ学んでいこうと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。