こんにちは、ハルです。
みなさんは「話し方」について考えたことはありますか?
という質問をすると、
「急に頭が真っ白になってしまった」とか「自分の言いたいことと違う解釈をされてしまった」など、失敗談をよく耳にすると同時に苦手意識を持つ方が多い印象を受けます。
実は私も話すことは苦手です。
そんな私と同じ悩みを少しでも克服したいと思っている方向けに、オススメの書籍がありますので紹介します。
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人は話し方が9割 書籍情報
タイトル | 人は話し方が9割 |
著者 | 永松茂久さん |
価格 | 1540円(税込) |
出版社 | 株式会社すばる舎 |
送料 | 無料 |
ページ数 | 240ページ |
発行日 | 2019年9月1日 |
発行部数 | 2022年1月 100万部突破 |
2020年~2022年上半期 ビジネス書売上ランキング1位 |
人は話し方が9割 著者紹介
永松 茂久(ながまつ しげひさ)
1974年12月24日生まれ
大分県中津市出身
株式会社人材育成JAPAN代表取締役
公式サイト 永松茂久
著書 「人は話し方が9割」「人は聞き方が9割」「在り方」など累計発行部数295万部
ビジネス書は2万部で大ヒット、10万部でベストセラーと言われるので、100万部発行がどれだけすごいことかが分かりますね。
この本のオススメポイント
2021年以降、ビジネス書部門で堂々の1位を獲得し続けている「人は話し方が9割」
これだけの本なので、どこの書店にいっても置いてありますし、見かけたことがある方も多いのでは?と思います。
この本よく見かけます。
文字と挿絵のバランスがよく、ストレスを感じることなく読めました。
内容は「人とコミュニケーションを取るうえで大切なこと」が沢山盛り込まれていて、会話が苦手な方でもポイントをおさえやすくなっていると感じました。
人に好かれる話し方なども書かれており、話すことが苦手な方に1度は手に取っていただきたい内容でした。
・職場で人前で話さなければならないけど、どうしてもうまく話せない。
・家族や友人、パートナーとのコミュニケーションがうまく取れない。
・もう会話で悩みたくない。嫌われたくない。
内容紹介
第1章 人生は「話し方」で9割決まる
◆「スキル」より「メンタル」
人と話すのが苦手と思っている人は、「自己肯定感」が失われている状態が多く見られます。
何度かの失敗や、誰かからの指摘により苦手意識が付いてしまっている状態です。
「自己肯定感」をなくしてしまった状態を「自己否定感」と言います。
逆を返せば、自己肯定できれば確実に話し方は上手くなっていきます。
◆コミュニケーションの三大原則
人間には誰しもが持つ3つの原則があります。
- 自分に興味を持ってほしい。
- 分かってほしい、認めてほしい。
- 分かってくれる人が好き。
人は自分を笑わせる人より、自分の話を聞いて笑ってくれる人を好きになる。
否定する人より、認めてくれる人を好きになる。
会話の中で好かれるということは聞き方が上手いということであり、好かれたければ「聞き上手」になることが必須だということです。
話し方の本なのに聞くことが大事って逆のこと言ってますよ?
そうなんだけど考えてみると確かに理屈はあってるよね。
あなたが会話の中で相手を否定をしなければ、相手もあなたを否定してこなくなるのではないでしょうか?
そのために使うのが「拡張話法」になります。
◆相手に9割しゃべらせる「拡張話法」
①感嘆:感心して褒める。
②反復:繰り返す。
③共感:喜怒哀楽の感情を共有する。
④称賛:褒めたたえる。
⑤質問:相手が話したいであろうことを深堀する。
これに表情・声・体を使ったリアクションを組み合わせると、相手が話しやすくなる。
これが出来るようになると、話がどんどん弾んでいきます。
拡張話法は本の中で何度も出てきますよ。
第2章 「また会いたい」と思われる人の話し方
◆苦手な人とは話さなくていい
自分が苦手な人と同じ空間にいなければならないというシーンもあるでしょう。
その時どうするのか? 結論「沈黙」でいい。
話し方の本なのに沈黙でいいって……
衝撃の内容ですが、大前提として話し方は「スキルよりメンタル」とありました。
苦手=否定感なので、メンタルが揺らぐぐらいなら無理に会話をせず笑顔でやり過ごすぐらいがいいようです。
無理してまで話さなくていいんだね。
◆一生使える自己紹介の作り方
- 自分の経歴を箇条書きにする。
- 書き出した経歴を省略していく。
- キーワードを絞る
自己紹介と聞くと、「今までの実績や経歴をまとめて上手く伝えないと……」と思いがちですが、そう思うと緊張しますよね。
緊張=気持ちが焦る=上手く話せないになります。
なのでもっと力を抜いてみてください。
スキルよりメンタルでしたね。
ここでは、実績や経歴を語ることではなく「今に至る想い」と「感謝」を伝えることがポイントです。
まとまると「感謝を伝えた後に箇条書きで省略したキーワードを想いを強調して」伝えましょう。
感謝を伝えるって大事だよね。
第3章 人に嫌われない話し方
◆悩んでいる人の心を軽くして 気持ちよく話してもらう方法
悩んでいる人にポジティブなアドバイスをすることは不必要です。
人は人の悩みを聞くと「解決したがる」生き物です。
しかし悩み相談を受けた際のポイントは「ひたすら共感」が大切です。
そこで使うのが拡張話法です。
また出てきましたね。拡張話法
「相手を前向きにしよう」とか「プラスのこと話さなきゃ」ではなく、相手の想いに「ひたすら寄り添って」みましょう。
◆肩書き・立場によって話し方を変えない
会話を進める中でやってはいけないNG行動の一つとして「相手によって態度を変える」というものがあります。
これは自分より立場の偉い人にたいして、「気に入られるようにする」や「こびを売る」などと捉えられがちですが、少し意味合いが違います。
どちらかというと「自分より弱い立場の人に偉そうにしない」と捉えていただきたいです。
例えば飲食店などで店員さんに偉そうにしている人をみると嫌な気持ちになりますね。
立場関係なく、誰にたいしても丁寧に振る舞うことが大切です。
第4章 人を動かす話し方
◆悪口は、言わない、聞かない、関わらない
悪口は何も良いものを生みだしません。
しかし周りを見渡すと、どこに行っても悪口や陰口を言っている人はいます。
そこに居合わせた時、あなたならどうしますか?一緒になって同調しますか?
そういうのやだな~……
そんな人間にはなりたくないですよね。
なので周りがどうであろうと、「自分は悪口を言わない」を貫きましょう。
また悪口を言う人を「変えよう」としてはいけません。
「その場を離れる」などの工夫をしてみましょう。
まとめ
・なによりもメンタルが大切。
・話し上手とは聞き上手のことだった。
・人は自分に興味を持ってほしい生き物だ。
・苦手な人と無理して話さなくてもいい。
・人の否定はしない。
話し方のスキルを身につける上で、「自分が話すこと」ではなく「相手を理解すること」が一番のポイントだと感じました。
どうしても「伝えること」が優先になってしまい、受け取る側の立場は二の次になることが多かったですが、そうではなく「相手の立場に立って考える」ことが一番大切だと気づかされました。
なにより自分のメンタルと話し方がこんなにも密接な関係にあるとも思っていませんでしたが、振り返ってみると確かにメンタルに大きく左右されて離せなくなっている場面をたくさん思い返すことができました。
この本を読んだことを実践していくことで、明日から少し気持ちが軽く会話できるかもしれませんね。