【ネタバレしかない】映画「THE FIRST SLAM DUNK」すごく感動できる…けど残念な気持ちにもなった作品でした。

SLAMDUNK

あの最高の漫画「スラムダンク」の映画がついに公開されました。

原作漫画の単行本を全巻何度も何度も読み返し、見れば見るほど涙が止まらなくなる不朽の名作。

私にとっては人生のバイブル

スラムダンクが連載を終了してから約25年。

いまだスラムダンクを超える漫画はないと思っているほど、心打たれた作品です。

そんなスラムダンクが映画になるってんだから、見に行かない理由がない。

むしろ是が非でも見たい。

そんな気持ちで公開日を待ちに待っていました。

出典:名言格言.NET

まあ2年は待ってないですが、ほんとこんな心境。

公開が決まってからしばらく情報が停滞していましたが、その内容も日が近づくごとに徐々に見えてきて……

まず衝撃だったのは

湘北 VS 山王

まさかやらないと言っていた山王戦を映像化するなんて……

「こんなん絶対!120%泣くやつやん」とか思いながら、ワクワクが止まりませんでした。

予告映像




さすが天才井上先生!

ちょい見せで期待感を煽る。

人間は幸か不幸か、実際に見たものから見えないものを想像する生き物。

原作を知ってるファンからすれば、もうあの山王戦が頭をかけめぐりますよね。

ニヤニヤが止まりません。

スラムダンクとは?

スラムダンクとは1990年~約6年間にわたり、週刊少年ジャンプに掲載された「バスケットボール」を題材とした大ヒット漫画。

超バスケ嫌いのヤンキー中学生だった桜木花道が、赤城晴子との出会いでバスケをはじめ、技術的にも人間的にもバスケットマンへと成長していくストーリ。

個性豊かなキャラクターが、様々な試練を乗り越え、高校バスケ界No.1チーム「山王工業」に挑むその描写は涙なしでは見られない不朽の名作。

スラムダンク概要

タイトルSLAM DUNK(スラムダンク)
作者井上 雄彦
出版社集英社
連載期間1990年~1996年
単行本巻数通常版全31巻 完全版全24巻 新装再編版全20巻
単行本話数全276話
アニメ制作東映動画・テレビ朝日
アニメ話数全101話
書籍情報

さあいよいよ

「No More映画泥棒」も無事見終え、さあいよいよ始まる。

ドキドキワクワク! もう期待しかない状態。

映画は「りょーちん(宮城リョータ)」の幼少期の回想から始まりました。

ストーリーの想像と感じる違和感

「なるほど!こうやって湘北メンバー5人の回想を順番に入れながら山王戦を進めていくんだ!!」

なんて想像をしながら、きれいな映像をみていました。

2Dのスラムダンクも見ているので、序盤は3Dに少し違和感を感じていましたが、これはすぐに慣れました。

が……

キャラクターの声が……

どうしてもしっくりこない。

スラムダンクを見てきた人は感じると思いますが、「顔と声があっていない」

というか、アニメの声が染みついているだけだと思いますが、最初はしっくり来なかったですね。

物語は進む

「リョータの回想」→「山王戦」

「リョータの回想続き」→「山王戦」……

また「リョータの回想続き」→「山王戦」…………

ん???

もしかして???

嫌な予感が……(汗

まさか

この映画はリョータのストーリだけ??

出典:THE FIRST SLAM DUNK公式サイトより

図星でした。

全員のストーリーとか湘北バスケ部が山王と戦うまでの道のり(三井とバスケ部の大ゲンカ)とか見たかったのに……

違和感2

映像もキレイ。

期待と違ったとはいえ、リョータのストーリーも感動できる。

でもなんか物足りない。

その原因は……

セリフの歯切れが良すぎる……

これは見てもらえば分かると思いますが、語尾が短いというか、歯切れが良すぎてポイントポイントのセリフが軽く感じるのが残念。

違和感3

スラムダンクと言えばあの名曲たち

「君が好きだ~と叫び~たい……♪」

「あ~なただ~け見つめてる…♪」

「煌めく瞬間にとら~われ~……♪」

数々の名曲たちが……いない(泣

この名曲たちと、アニメシーンの融合がさらなる感動を呼ぶのに残念。

SLAM DUNKベストほしくなるよな~??

このシーンはいれてほしかった

スラムダンクファンなら、随所に「これっ」という外せないシーンがあるはず。

個人的にもいくつかあったので、ここは入れてほしかったな~と思ってしまいました。

花道の告白

出典:言ドットコムより

山王戦で背中を痛め、ベンチ裏で倒れていた花道の脳裏によみがえるここまでの成長ストーリー。

頭に浮かぶストーリーの中で晴子に「バスケットは好きですか?」と問われたところで花道が目覚め「好きです」と応える名シーン。

魚住登場

出典:YOROZU

山王の誇る高校バスケ界最強センター「河田」に全く歯が立たず徐々に自信と存在感をなくしていく「赤木」

そんな赤木が無理なダンクに行き頭からコートに落ちたその時、包丁と大根と持ちかつらむきをする魚住がコートに……

赤木に今のチーム湘北での役割を、刺身のツマと魚の鰈(カレイ)に例えて伝える名シーン。

静かにしろい

一時は湘北バスケ部を窮地に追いこんだ三井。

バスケから離れている間に体力は落ち、腕も上がらないほどにフラフラになりながらもスウィッシュを決める。

(※スウィッシュ(swish)…リングに当たらず成功したシュートのこと)

リングにもかすらずネットに吸いこまれるその「シュパッ」という音で何度でもよみがえる三井が最高にかっこいい名シーン。


まだまだありますがキリがないのでこのへんで!

感想

ここまで個人的に物足りない・残念に感じた部分を書いてきましたが、結論、見てほしい映画だと思いました。

スラムダンクファンならもちろん、初めてスラムダンクに触れる方もぜひ見ていただきたい。

ネットでも賛否両論意見が飛び交っていますが、やっぱりストーリーの中盤あたりから涙が止まらくなりました。

花道

「おいオヤジ、逆転できるよな!!」

安西先生

「もちろんです」

「桜木君がこのチームにリバウンドとガッツを加えてくれた」

「宮城君がスピードと感性を」

「三井君はかつて混乱を……のちにとっておきの飛び道具を」

「流川君は爆発力と勝利への意思を」

     

こんなん……泣きますよ。

原作でも何度も泣きましたけど……



そして山王戦と言えば、あのなんのセリフもないラスト数十秒間。

か~ら~の~

なんだかんだ言いながらもポイントはしっかり押さえられており、もう感動しました。

ラスト20秒はまさに手に汗握るとはこのこと。

もう単行本で何十回と見てきたシーンなのに、いまだ色あせずに期待通りに返ってきました。


今回のタイトルが「FIRST」ということなので続きがあるのかは分かりませんが、もし次作が公開されたらまた見に行こうと思いました。

泣きたい人はすぐ映画館に向かってくださいね。

映画得点

映画館に行くと入場時に下記のグッズがいただけました。

いや、時代の進化はすごいですね。

※音が出ますのでご注意ください。

ぜひ実際に手に取ってやってみてくださいね。

最後に

また今回の主役が「宮城リョータ」だったことに関して感銘したツイートがあったので最後にご紹介します。

5人分やってくれたら最高ですね。(多分ないと思ってるけど……)

井上先生お願いします!!!!

最後の最後に

最後の最後のご案内

SLAM DUNK POST

こちらの特設サイトから、映画の感想を投稿できるようです。

自分の感想を直接届けられる面白い仕組みだと思いましたので、私も投函しました。

皆さんも良ければ率直な感想を送ってみてはいかがでしょうか?

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